93歳の義父のあきおさんは
スーパーがつく好き嫌いの美食家で
義母も苦労したとよく愚痴っていました。
あきおさんは
京都生まれ大阪で就職し
東京に転勤になった独身時代
仕事の帰りに美味しいカツやビフテキ笑
海老天丼、すき焼きなどなど食べ歩き
舌を肥やしていったようです。
結婚してからも義母が夕飯を
作り待っている間に
高級な美味い店で食事を済ませて
帰宅して義母の手料理は明日食べると言い
一切箸をつけなかったそうです。
夫は子供の頃、あきおさんと
夕飯を共にした記憶がないといい
93という後期高齢者になっても
野菜炒めや煮物、惣菜は口にしません。
お粥すら、、
しかし自身で飲食店へ
赴くことの出来ない足腰となり
仕方なく私の料理をつついてくれます。
半分以上は残します。
私は義母の苦労と愚痴もわかってきました。
あきおさんは味噌汁すら
赤だししか飲まないのですよね?
そんな高級な料理うちで出るわけない。
作れるわけない。
まあまあ・・食べてあきおさん。